総本山を身延山久遠寺とする日蓮宗の寺院で山号を「如法山」、寺号を「長善寺」と称します。
豊臣秀吉が天下統一した天正18年(1590年)、圓立院日義上人によって東京・谷中に創立されました。はじめは実蔵坊と称され、5世の眞如院日成上人の時には日暮里に移転したと伝わっています。
大正12年(1923年)の関東大震災で被災し、同15年、圓隆院日容上人の時、国鉄線路拡張のために現在地・杉並区高円寺に移転しました。
昭和3年(1928年)に移築落成式が行われたという資料がありますが、移転や火災により、創立時期には数々の諸説があります。また寺号を長善寺と改めた時も不明です。さらには「不受不施派」に所属していたことにより江戸幕府から弾圧されたために歴史的に不明の時期もあります。
お寺は「学ぶ場」であり、「語る場」です。大人も子供も、人と人とが安心して集える場所、それがお寺本来の役割だと私たちは考えています。
近年、仏の教えを伝えることはもちろんですが、日本伝統芸能・文化のイベントやワークショップを開き、檀信徒をはじめ地域住民と楽しく学んでいます。そのほか寄席や英会話スクールなどを定期的に開き、地域貢献活動を行っています。