如法山長善寺

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お知らせ・イベント情報

お江戸の伎芸天 開眼法要 無事成就

お知らせ

奈良の大仏の建立も、祇園祭りも、疫病の退散を願って始められたと伝わっています。

2020年世界に新型コロナが蔓延し、多くの人の心に大きな不安と苦しみが生じました。

そのような状況の中で長善寺では、新型コロナウィルスの終息を発願し、一刻も早く全世界に安堵なときが迎えられるようにと「諸芸上達・技芸修練」の神さまである「伎芸天(ぎげいてん)」という仏像の建立を決意いたしました。

長善寺はこれまで「雅楽」「琴」「三味線」「日本舞踊」「文楽」などの舞台や、「茶道」「華道」の芸道の修行や発表の場として、長年日本伝統芸能に深く携わってきました。また、地元高円寺の夏の風物詩である「高円寺阿波おどり」には、長善寺檀信徒が要となって活躍していたり、冬の「高円寺演芸まつり」においては、これまで「落語」「紙切り」「太神楽」の会場として地元の人々に来寺していただいたり等、地域を巻き込んでの文化的な発信地として貢献してまいりました。

平和で豊かな社会を保つには、日本の伝統芸能の役割が大きいと考えております。伝統芸能は、人と人とを繋げ、歴史を紡ぎ、人々に心の充足感と幸福感をもたらします。

皆が安心して健康で幸せに暮らせる社会を、「伎芸天」をお祀りすることで貢献できると信じております。

 

仏像制作を務める大仏師・向吉悠睦氏とは、有難いご縁からコロナ終息への仏像建立にご理解いただき、唯一無二、未来永劫の長善寺オリジナルの仏像「伎芸天」を手がけてくださることになりました。過去や現在のすべてのご縁が結びつき、こうして「伎芸天」が誕生したのです。「お江戸の伎芸天」が、明るい未来へのお導きになりますよう願っております。

(29世院首・寛堂上人と大仏師・向吉悠睦氏)

このようなことで4月16日(日)「お江戸の伎芸天」の開眼法要を行いました。来賓には大仏師の向吉氏をはじめ、俳優の大御所であり、画家の片岡鶴太郎さん、芸人かつお寺・仏像の研究家として活躍しているみほとけさん、地元芸人で長善寺とも縁があるコラーゲンはいごうまんさん、地元阿波おどり関係者や町会、そして檀信徒が参列し、僧侶の読経と秘法の木剣加持による開眼も行われました。

法要後には「天翔連」による阿波おどりの仏前奉納が行われ、最後には参列者全員で踊りで慶事に華を添えました。「お江戸の伎芸天」の拝観日は毎月11日のみ。(個別のご祈願を希望の方はご連絡ください)

法要後、3者と共に多くのメディアから取材を受ける住職。

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