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初の「土中出現の大黒さま」ご開帳

2022年09月19日

9月8日 大黒さまのご縁日「甲子の日」に「初の」大黒祭(土中出現の大黒さま)を開催し、檀信徒や地域住民、SNSで開催をした方などが参列しました。

 

法要には、大澤住職のほか、日蓮宗大荒行堂で修行を積んでいるお坊さん(修法師)5人が出仕し、修法師による日蓮宗秘伝のご祈祷で、大黒さまのより一層の活躍を祈願しました。また参列者への大衆法楽加持も行われました。

次回のご開帳大黒祭は未定。

 

★大黒天(通称;大黒さま)

七福神の一つの神さまとして知られています。

もともと大黒天は密教の伝来と共に伝わり、護法善神(仏法及び仏教徒を守護する神)として信仰されました。後になって大国主神と習合したことにより、柔和な顔つきの大黒天に変わっていき、五穀豊穣の神さまや、打ち出の小槌を持つことから商売繫盛・金運を高めてくれるご利益のある神さまとなっています。

 

★長善寺安置の土中出現の大黒さま

 

東京大空襲によって焼け野原になった日本橋。その地に店を構える老舗の和菓子店がありました。戦後、和菓子店再建を図り土地を掘っていたところ、掘削用の道具の先端が何かに当たったため、工事作業がストップしました。現場監督が知り合いの女性祈祷師(長善寺檀家)に頼んで現場を見てもらったところ、道具を使わず手で掘ることをアドバイスされました。

すると、土中から「銅で作られた大黒さま」が出現しました。驚いた現場監督は、大黒さまを女性祈祷師に託しました。以来、その女性祈禱師によって供養されていましたが、昭和50年代、女性祈祷師から長善寺住職(当時、29世大澤寛堂上人)に供養の引継ぎ依頼があり、今日まで長善寺本堂内陣にて大切に保管されてきております。

 

今回、「土中出現の大黒さま」の大祭を執り行うことにいた経緯は、法燈継承した記念すべき年に、また昨今の苦しい世の中で生活する皆さまに、大黒さまからの尊い福を受け、少しでも豊かな心、安らぎの心で満たされるような思いから大祭開催を決意。

 

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